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2007年11月21日
いただきます。
「いただきます」
そういえば、最近その言葉を口にしていない。
私は食卓の前に座って首をかしげた。

子供の頃、「いただきます」は「ご飯を作っている人達に対する感謝する言葉」として教えられたが実感がわかなかった。どうして感謝する必要があるのか、そこがわからなかった。食材はお金を払って買っているのだから、感謝もクソもないだろう。当然、母がご飯を作ってくれていることに対する感謝はない。それは当たり前のことだからである。

残念だと思われるかもしれないが、子供とはそんなものである。経験しないことには実感がわかない。食えない時代や、ご飯を自分で作らなければならない「かわいそう」な状況に出くわしていれば、また、違っただろう。ある意味、今の子供は実感のわかない言葉を覚えさせられて「かわいそう」である。
では「いただきます」という言葉は今後忘れられていくのだろうか。

視点を変えてみよう。
例えば、牛肉。牛肉とは牛の肉である。肉を得るためには牛を養わねばならない。すると、彼らに草を食べさせる必要がある。その草はどうやって育つのか。草は大地から水を吸い、太陽の光をあび、光合成を行い大きくなる。それは地球という生態系や環境、つまり星の恵みを受けて育っているのだ。さらに地球の環境は星同士の関係によって保たれている。太陽に少し近くてもダメ、遠くてもダメなのである。宇宙規模の環境に左右されて草は育っている。
私は食卓の前で、地球について、宇宙について考える。
私達はありとあらゆるあらゆるものの恵みを食って「生きている」のだ。

「いただきます」
それは「生きている」事に対する感謝の言葉なのかもしれない。

入学相談会まで後4日
投稿者8号(ノベルズ科)2007年11月21日 20:00