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2006年10月24日
ショートショートも小説です 2
学生ショートショート第2弾!
タイトル「涙の別れ」 作:スタールビー(2年生)
始まりがあれば終りがある。
出会いがあれば別れがある。
紺色の制服に身を包んだ馬場かおりは、カバンを手に取りゆっくりと席から立ち上がった。
「はぁ……」
小さくため息をもらす。
大勢の人が空に向かって投げた白い紙が雪のように空を舞う。
かおりはそれを見上げながら歩いた。
涙は出ていない。だがいつもより目に涙はたまっていた。周りが少し霞んで見える。
かおりはここでの出来事を思い返した。皆で喜び笑顔になったとき、そして悲しみを分かち合って涙を流した日々を。
蛍の光がスピーカーから流れ始めた。皆ぞろぞろと外へと出て行く。その光景を見つめ胸を締め付けられる感じになったかおりは、少しだけ足を速め外に出た。
サクラの並木道を歩いていたかおりは、目の前にある木の枝を見つめる。小さなつぼみが付いていた。もうすぐサクラが咲くのだろうなと思いをはせた。
並木道も終わり、かおりは振り返った。白い建物が遠ざかり、土や芝生の独特の匂いが薄れていく。
このときになってようやく瞳から涙があふれ、思いが表面に出てきた。
会社の営業を抜け出し、競馬場に足を運び、持っているお札をすべてかけたレースだったのに全部外れるなんて、という悲しい思いが。
いかがでしたか? ちゅんは、競馬をやらないので、オチが予想外でした。男性には、わりとオチが読めたのかな?
文章量は、これで原稿用紙2枚程度です。
明日の作品もお楽しみに☆

学祭に出品する作品集の制作中。みんな、見に来てね~。そして買ってね~。

投稿者ちゅん(エンターテインメント・ノベルズ科)2006年10月24日 18:36