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2006年09月07日

プラモデルは身を助く? 謙虚なベテラン先生!

 今日はSIG先生にインタビュー!
nisimura.gif
 古くはウィングマンや千年女王、TVアニメ版Zガンダム、最近では最遊記、スピードグラファーなどの作品を手がける、現役のアニメーターでもあります。

マスコット仮面ライダー.jpg
SIG先生の大好きなマンガ。

ザンボット3.jpg
SIG先生の大好きなアニメ。アニメーターになるきっかけを作った作品です。

エスカフローネ.jpg
プラモデルコレクションの1つ。実はこのアニメの仕事もしていたそうです。


質問1 好きなアニメ・ゲーム・マンガは?
「アニメは、アルプスの少女ハイジ、ペリーヌ物語、無敵超人ザンボット3が大好きです。
 ゲームは、やらないです。
 マンガは、石ノ森章太郎の仮面ライダーが好きです。ほかの石ノ森作品は、読んでないですね」
 ハイジはよく再放送してるから、今の中学・高校の方も知ってるかもしれませんが、ペリーヌ物語とザンボット3は……みんな、知ってます? ちゅんは、うっすらと覚えて……ないですよ。ペリーヌはロバと一緒に旅していたなんて知りませんとも。
 
質問2 その作品のどこに魅力を感じましたか?
「ハイジは、名作ものとして、あれほど完成されたものはないですよ。アニメで初めて海外ロケをして作られたんですよ。だから、自然描写の存在感が圧倒的です。
 ペリーヌ物語は、実はハイジより好きです。人間としての成長が描かれているんですよ。おしんと同じで、耐えて耐えて耐えて、一人でがんばっているけど、助けられるときもあって、そういうときは恩を忘れない。人の幸せを考えて、自分もがんばるところがいいですね。自分にはできないですけど(笑)何回見ても泣けますよ。DVD持ってます」
 うわあ、筋金入りで好きなんですねえ。
「ザンボット3は冨野よし由季さんの作品で、ガンダムの前の前くらいですね。ロボットアニメの、それまでのおきまりを破った作品なんですよ。ただのヒーローものと違って、人の生き死にが出てきてまして、戦争って、そういうものなんだよ、と教えてくれているんです。避難民がいて、難民キャンプがあって、大臣が敵国と交渉したりするんですよ。これまで描かれてこなかった部分が描かれていて、そこがいいところですね」
 うわあ、けっこうドロドロしてるんですね。今だったら、子供に見せる上でふさわしくないとか言われそうですね。

質問3 アニメーターを目指したのはどうしてですか?
「絵を描くのが好きだったってのはあったんですけども、あるときザンボット3の原画やセル画を見る機会がありまして、それが、その……ひどかったんですよ。オレでも描けるかも、と思っちゃったんですね。遠い世界だったのが、急に近くなったんですよ。その時ちょうど、何にもない人生なんてつまらない、と友人と盛り上がっていたときなんです。生きてるのか死んでるのかわからないよりも、自分がやれるだけ動いてみなきゃわかんないじゃん、と」
 それで、努力をして、アニメーターになったわけですね。
「そうです。アマチュアの頃は「好きな絵を描きたい」と思っていただけなのですが、プロになって「絵がうまくなりたい」に変わりました。周りにうまい人ばっかりいるわけですからね。それに、不思議なことに、うまくなったと思ったときに必ずつまずくんですよ。まだまだだ、と思える出来事が必ずおきる。謙虚な気持ちを持って向上心を持ってやらなくちゃ、ということを学びました」
 不思議ですねえ。
「あとね、怒られるのは大事ですよ。その人のためを思って怒ってくれるというのは、本当に、ありがたいこと。若い頃は、アニメの現場でよく怒られていました。よく言われることですが、『殴るほうの手も痛いんだよ』と言いたいですね。見込みがあるから怒るんだよ。見込みがなかったら……」
 なかったら?
「次の日から机ないよ」
 こ、怖い……。

質問4 趣味は?
「プラモデルです。でも、最近は触ってもいないです。いつのまにか、作るほうから収集になってますが。プラモデルを集めていてね、物を大事にするということは、大切だなあ、と思いました。プロになるまで助けられました」
 何があったんですか?
「食うや食わずのときに、プラモデルを売ったら、定価3000円だったものが、27万円で売れたんですよ」
 すごーい! ほかにもお宝がいっぱいありそうですね。鑑定団に出しましょうよ¥¥¥
「そんなに高いのないですよ」
 ご謙遜(けんそん)を~。こっそり覗きにいっちゃおうかな。

最後に アニメーターを目指す人に一言
 1回や2回の失敗であきらめるな! 人生は1回しかないんだから、精一杯やりなさい。かっこよく言うなら、「精一杯生きてみようよ」って。

 テレながら言うところが、SIG先生らしいです。

 次はSIG先生のご紹介で、すずみ先生にインタビューです。

投稿者ちゅん(エンターテインメント・ノベルズ科)2006年09月07日 11:30